はじめに
- Shopifyストアにレビュー機能を追加したいけど、どのアプリがいいかわからない
- レビューアプリが多すぎて、どれを選べばいいか迷っている
- 海外製アプリの英語の管理画面に苦労した経験がある
- クライアントに提案するとき、根拠を持ってアプリを選びたい
このような方のための記事です。
この記事では、Shopifyのレビューアプリを、実際にレビューアプリを開発し、構築案件でも多くのアプリを導入してきた立場から比較します。料金と機能は、2026年10月4日時点のShopify App Storeの掲載で確かめ直しています。
商品レビューがなぜ必要か、どんな機能を選べばよいか、ステマ規制で気をつけることはShopifyに商品レビューは必要?で解説しています。
Shopifyのレビュー機能はアプリで追加する
Shopifyには、商品レビューの機能が標準では入っていません。以前はShopify公式の無料アプリ「Product Reviews」がありましたが、2024年5月に提供を終えました。今は、App Storeのレビューアプリを入れるのが基本です。
今のレビューアプリは、テーマエディタからブロックを置くだけで入れられ、テーマを更新しても壊れません。レビューの一覧や星を好きな位置に置けるApp Blockに対応していることが前提になります。
Shopifyレビューアプリを選ぶときの5つのチェックポイント
機能の数だけで選ぶと失敗します。構築者として案件で提案・導入してきた経験から、次の5つで選ぶことをおすすめします。
1. 日本語で使えるか
レビューアプリは、入れて終わりではありません。届いたレビューの確認・承認・返信が毎日続きます。管理画面が英語だけだと、この運用を店の方が自分で回せません。
お客様が書く投稿フォームの文言も確認してください。「Write a review」がそのまま出るアプリは、日本のストアには向きません。日本語に対応しているかは、App Storeの掲載ページの「言語」の欄で確かめられます。
2. ノーコードで入れられるか
テーマのコードを編集しないと入れられないアプリは避けたほうが無難です。テーマエディタのApp Blockとして置ければ、店の方が自分で表示の位置を変えられます。
3. 承認制と迷惑な投稿の対策
レビューを受け付けると、迷惑な投稿やいたずらの投稿が必ず届きます。公開する前に確かめられる承認制と、迷惑な投稿を自動でブロックする仕組みがあるかを確認してください。
承認制は、迷惑な投稿を止めるために使うものです。好意的なレビューだけを選んで載せると、ステマ規制で店の広告とみなされます。詳しくはShopifyに商品レビューは必要?の「日本でレビューを集めるときのルール」で解説しています。
4. 集める仕組みと自動化
レビューは、待っていてもなかなか集まりません。購入後にレビューを依頼するメールを自動で送れるか、写真付きのレビューにお礼を出せるかが、集まる数を左右します。
あわせて、Shopify Flowと連携できるかも確認してください。レビューが届いたらSlackに通知する、低い評価が届いたらスタッフに知らせる、といった自動化を組めます。
5. 料金と、無料プランの上限
無料プランの上限は、アプリによって数え方が違います。レビューの件数で区切るもの、ストアの注文数で区切るもの、無制限のものがあります。実際に運用するときの月額で比べてください。
主要なShopifyレビューアプリの比較
ここからは、実際に触って検証したアプリを比較します。料金と評価は、2026年10月4日時点のShopify App Storeの掲載をもとにしています。
Judge.me Product Reviews

Shopifyのレビューアプリの中で最も知名度が高い、定番のアプリです。Built for Shopifyのバッジが付いていて、評価は5.0(47,956件)です。
無料のForever Freeプランでも、レビューと依頼メールが無制限で、写真と動画のレビュー、Googleの検索結果向けのリッチスニペット、Shopアプリへの評価の配信、ほかのアプリからの取り込みまで使えます。App Storeの掲載では、日本語にも対応しています。
月$15のAwesomeプランでは、Klaviyoなど100以上のアプリとの連携、Q&A、Googleショッピングへの連携などが加わります。15日間の無料体験があります。Shopify Flowとの連携もAwesomeプランの機能で、トリガーの「新しいレビュー」は依頼メールから投稿されたレビューだけが対象です。
機能が多い分、設定の項目も多く、初めての設定では迷いやすい印象です。
Loox ‑ Product Reviews App

写真と動画のレビューに強いアプリです。Built for Shopifyのバッジが付いていて、評価は4.9(9,758件)です。
無料のBeginnerプランでも、レビューの依頼メールとリマインダー、写真付きのレビューへの割引の提供、Googleのリッチスニペットが使えます。ただし対象は500件の注文までです。
動画のレビュー、AIによる要約や翻訳、Shopify Flowとの連携は、月$49.99のConvertプランからです。Convertプランには300件の注文が含まれ、300件ごとに$50が加わります。14日間の無料体験があります。
外部記事Using Loox with Shopify Flow : Loox/support/solutions/articles/501000162503help.loox.io
アパレル、美容、インテリアのような、見た目で売る商品の店に向いています。管理画面は英語のみです。
RYX Review|かんたんレビュー機能

ここからは自分が開発したアプリなので、正直にお伝えします。評価は5.0(1件)です。
RYX Reviewは、日本のストアが日本語だけで運用できることを最優先に作っています。管理画面、投稿フォーム、サポートはすべて日本語です。テーマエディタで「レビュー一覧と投稿フォーム」「星評価サマリー」「ストア全体レビュー」の3つのブロックを置くだけで入れられます。
主な機能は次のとおりです。
- 承認制と自動承認の切り替え、迷惑な投稿のブロック
- 購入者だけが書ける設定(ログインしていて、直近60日以内にその商品を買ったお客様)
- 1件に最大5枚までの写真付きのレビュー
- ストアからの返信
- 承認したレビューに、お礼のクーポンを自動で送る機能(星の数に関係なく送る)
- CSVでのレビューと返信の取り込み
- Shopifyの標準の評価の項目への書き込み(対応したテーマなら商品カードにも星が出る)
- Shopify Flowのトリガー(新しいレビュー・星2以下のレビュー・承認)

料金は、Freeプランで累計10件までレビューを受け付けられ、月$6(年$60)のBasicプランで無制限になります。7日間の無料体験があります。
一方で、購入後のレビュー依頼メールの自動送信、動画のレビュー、Googleの検索結果に星を出すための構造化データには、まだ対応していません。依頼メールや動画が必須の店には、Judge.meが選択肢になります。
各機能の画面は、Shopifyに商品レビューは必要?で紹介しています。
Yotpo: Product Reviews App

レビューを起点に、ロイヤリティやSMSのマーケティングまで広げられる、大規模ストア向けのアプリです。評価は4.8(4,629件)です。
無料プランでも、月50件の注文まで、自動のレビュー依頼と、感情分析・不適切な表現のチェックが使えます。写真・動画のレビューやGoogleのリッチスニペットは、月$15(年$144)のStarterプランからで、料金は注文の数に応じて変わります。Googleのセラー評価やAIによるレビューの要約は、月$119のProプランからです。Shopifyの請求とは別に、Yotpoから請求される場合があります。
Shopify Flowとの連携は無料プランから使え、「レビューの作成」「レビューの更新」のトリガーがあります。管理画面は英語のみです。
アプリ比較まとめ
| 比較項目 | Judge.me | Loox | RYX Review | Yotpo |
|---|---|---|---|---|
| Built for Shopify | あり | あり | なし | なし |
| 評価 | 5.0(47,956件) | 4.9(9,758件) | 5.0(1件) | 4.8(4,629件) |
| 無料プラン | あり(レビュー・依頼メール無制限) | あり(注文500件まで) | あり(累計10件まで) | あり(月50注文まで) |
| 有料プランの最安 | 月$15 | 月$49.99 | 月$6 | 月$15から |
| 日本語 | あり | なし | あり | なし |
| 写真のレビュー | あり | あり | あり(最大5枚) | あり(Starterから) |
| 動画のレビュー | あり | あり(Convertから) | なし | あり(Starterから) |
| レビュー依頼メール | あり | あり | なし | あり |
| Googleのリッチスニペット | あり | あり | なし | あり(Starterから) |
| Shopify Flow | あり(Awesomeから) | あり(Convertから) | あり | あり |
日本語の欄は、App Storeの掲載の「言語」に日本語があるかで判断しています。
構築者がクライアントに提案するときの選び方
最後に、構築者としてクライアント案件でレビューアプリを提案するときの判断基準をまとめます。
日本語で運用できて、月額を抑えたいなら、RYX Review。 管理画面から投稿フォームまで日本語なので、店の方が自分で承認・返信まで回せます。月$6で、写真・購入者限定・お礼のクーポンまで使えます。
無料で、依頼メールまで全部入りを使いたいなら、Judge.me。 無料プランの範囲が今も最も広く、App Storeの掲載では日本語にも対応しています。設定の項目が多いので、最初の設定は手伝ってあげてください。
写真や動画で見せたい商品なら、Loox。 写真付きのレビューにお礼の割引を出す仕組みが無料プランから入っています。動画やFlowまで使うなら、月$49.99からと考えてください。
レビューを起点にロイヤリティやSMSまでまとめたいなら、Yotpo。 予算のある大規模ストア向けです。
実務で一番多いのが、店の方が自分で運用できなくて、レビューの承認が止まっているケースです。機能の多さよりも、導入後に誰が運用するのかを基準に選んでください。
さいごに
Shopifyのレビュー機能は、アプリの選び方で導入後の運用の手間が大きく変わります。この記事で紹介した5つのチェックポイント、日本語・ノーコード・承認制と迷惑な投稿の対策・集める仕組みと自動化・料金と無料プランの上限を軸に、ストアの規模や運用体制に合ったアプリを選んでください。
アプリの料金や機能は変わることがあります。入れる前に、App Storeの掲載で最新の内容を確かめてください。
ご希望に合わせた実装やアプリの選定については、お問い合わせからお気軽にご相談ください。
